レポート

「川嶋あい 勇気の唄 第9回」(2005/12/02)

今回の内容

1. オープニング

もう12月に入ってしまいました。ちょっとやばいですね。はやいな、本当に。いやあ、もう2005年も終わりですし、なんでこんな早いんだろう。今年は、ちょっと去年よりも、本当に、あっというまに駆け抜けていった感じがするんですよね。なんでかなあ。もう1ヶ月きってしまいましたね。なんかせつない気分になってきたなあ。ちょっともう本当にあっというまだなあ。
でも、そんな中、楽しい行事がね。12月、師走の時期は目白押しです。クリスマスね。クリスマスはもう欠かせない。街もちょっと少しずつイルミネーションとかに、彩られながら、クリスマスモードに突入してますけど。みなさん、どんな予定を立てているんですかね。

(中略 - 川嶋あいクリスマスコンサートの告知)

2. 曲オンエアー

川嶋あい「long & deep X'mas」

3. みどさんと電話

先週、「勇気の唄」聞いてくださったかたは、覚えていると思うんですけど、みどさんというかたからお手紙をいただきまして、12年間、病気と闘いながら、作詞家を目指しているという、28歳の女性ですね。お手紙を紹介しました。あたしも作詞をするので、共感できる部分とかあったんですけど、今日はなんと、みどさんに直接、生電話をしてみようかなと思っています。

あいちゃん「みどさん。もしもし。」
みど「はい。」
あいちゃん「はじめまして。」
みど「はじめまして。」
あいちゃん「川嶋あいです。」
あいちゃん「ちょっと、最初に聞いておきたいのですが、ぶっちゃけ、あたしのラジオってどうですかね。」
みど「楽しいです。」
あいちゃん「楽しいですか?」
みど「はい。」
あいちゃん「本当ですか?」
みど「はい。」
あいちゃん「なんか、かみかみですけどだいじょうぶですか?」
みど「だいじょうぶです。」
あいちゃん「よかった。安心しました。本当に、お手紙ありがとうございます。まる12年、病気と闘っているということですが、どんな病気なんですか?」
みど「16歳のときに交通事故に遭いまして、そっから始まっているんですけど、それが長く続いているもんですから、」
あいちゃん「怪我なんですかね。」
みど「怪我というより、痛みで、腰のほうを痛めていて、それだけで済んだんですけど、まだ、心の病気とかがあって、普段は、病院に通っているんですけど、三日か四日くらい。」
あいちゃん「通院しながら。」
みど「はい。」
あいちゃん「生活していらっしゃる。」
みど「そうです。」
あいちゃん「では、前よりは、身体のほうは良くなりつつあるんですか?」
みど「そうですね。」
あいちゃん「うーん。そうかあ。そんななかで、夢が作詞家になることということで、詩も送ってきていただいたんですけど。」
みど「はい。」
あいちゃん「書き溜めているんですか?」
みど「詩を書き始めたのは、97年12月くらいで、文通している女の友達に送り続けてるんですけど、」
あいちゃん「自分の詩をですか?」
みど「そうです。」
あいちゃん「97年というと。何歳くらいだったんですか?」
みど「19歳になるころです。」
あいちゃん「いまのあたしと同じ歳くらいにはじめて、作詞を書き始めたんですか?」
みど「書き始めて、曲はかけないんですけど、あてはめる感じで書いているので。」
あいちゃん「あー。なるほど。」
みど「はい。」
あいちゃん「へえ。そうか。じゃあ、なんか、ねた帳とかあるんですか?」
みど「いまは、大阪の友達に送っちゃってて、残ってないんですけど。いつかは、いろんなアーティストに、提供できたらいいなって、夢見ていたんですけど。交通事故で夢が途切れているんですけど。」
あいちゃん「途切れてる。やっぱり、身体のほうがきついと、なかなかって感じですかね。」
みど「はい。」
あいちゃん「うーん。そうか。」
あいちゃん「みどさんから、「抱きしめて」っていう詩と、「忘れて」っていう詩をいただいたんですけど、すごい、ロマンチストですね。どんなときに書いたんですか?」
みど「これは、99年11月に、自殺未遂の後で騒がれちゃったんですけど、」
あいちゃん「えー。」
みど「その翌日になにか思いついたのが、最初書いた2作で」
あいちゃん「えー。なんで、自殺しようと思ったんですか?」
みど「交通事故のやつで、睡眠薬があって、それ飲んで、眠くなって、気がついたらもうなんか」
あいちゃん「危険な状態だったんですね」
みど「はい。そうですね。」
あいちゃん「うーん。面白いと思うところもあったんですけど。」
みど「はい。」
あいちゃん「今は、心のどこかで、ありがとうと感謝しているけれど、あしたというのに、そう考えてるの、おみくじみたいにと、おみくじみたいにっていうのがすごくひっかかりまして、それ、すごくいい言葉ですね。」
みど「はい。」
あいちゃん「なんかこう。きれいな夜空のすきに抱かれているとか、本当にこう、ロマンチックな感じで、描いてますよね。」
みど「はい。」
あいちゃん「どんな感じで、言葉がこう、言葉が生まれるというか、」
みど「普通に、店で買い物しているときとか、」
あいちゃん「何気ない、日常生活の中で、」
みど「そうですね。」
みど「たくさんのことも意味しているんですけど。」
あいちゃん「ああ。深いですね。」
みど「はい」
あいちゃん「今日ちょっと、話聞けてよかったです。」
みど「はい。」
あいちゃん「そんな背景があったとはね。思わなかったですからね。」
みど「はい。」
あいちゃん「そうか。でも、やっぱり、あの、12年という歳月、どんだけ深くて、思いのかなって思うのですけど、やっぱり、みどさんにしかわからない、痛みとか、苦しさとか、絶対あると思うので、これも、この送られてきた2曲。そうだと思うんですけど、そういった気持ちを、ぜひ、これからも、詩にして、書いてほしいなあって思います。なので、本当に負けないで、がんばってくださいね。みどさん。」
みど「はい。」
あいちゃん「ありがとうございました。」
みど「ありがとうございました。」
あいちゃん「はい。またあったら電話ください。」
みど「はい。」
あいちゃん「はい。ありがとうございます。」
みど「ありがとうございます。」
あいちゃん「失礼します。」

ということで、そうかあ。ほんとうに、みどさんは、いろんな、深い事情を抱えてらっしゃるんだなあと。たしかに、詩の一言一言が、なんかこう、なにかを抱えているのかなあって、なんかの思いが乗っかっているんだなあと、ちょっと思ったんですよね。だから、ちょっと、背景というか、じかに聞けて、よかったです。ほんとうにがんばってほしいですね。みどさんには。いい歌詞、いっぱい書いてほしいなあと思います。ありがとうございました。

4. 勇気の言葉


無色交差点

今日も、この道を歩いてる。
平らに伸びた、交差点に、
何人もの人が交わっていく。
あの人は、ちゃんとごはん食べているのかな。
あの人には、支えてくれる人が、いるのかな。
あの人は、ひとりじゃないかな。
ときどき、ふと思ったりする。
もしも、この交差点で、
たったひとりになってしまったら、
ひとりで歩かないといけない。
だれかに触れることもない。
生きるって、人と生きていくこと。
なんの色もない交差点は、
人という、ちいさな色で、
大きく、埋め尽くされる。
どうしようもなく、苦しくて、
悲しくて、息もできそうになくなったとき、
ひとりきりにならないで。
苦しいときこそ、一緒にいよう。
あなたが落ち込んでいると、あたしもつらくなるんだ。
だから、ひとりだとは、思わないで。
誰かの笑顔で、優しくなれて、
誰かの言葉で、強くなる。
そして、自分も、誰かに何かを、
与えよう。
Give and Give
この法則があると、
心細くない。
ふと、思ったんだ。今日も変らない。
無色の交差点で。

川嶋あい