レポート

「川嶋あい 勇気の唄 第15回」(2006/01/13)

今回の内容

1. オープニング

こんばんは。ちょっと大人になった気分の川嶋あいです。というのも、実は、今週の月曜日、成人式に出てきました。いやあ、出てきましたとは言っても、福岡市の式典で、歌ってきたわけなんですけど、福岡市の成人式は、マリンメッセ福岡って言う、すごいでっかい、ライブでも使われている会場があるんですけど。そこで、成人式が行われて、わたしは、自分の白い着物(※1)を着て、歌いました。いやあ、なんかねえ、その会場にいる人が、みんな、同い年なので、すこし、不思議な感覚に陥ったんですけど、無事に成人したので、といっても、実際はまだ19歳ですけどね。

(中略)

今年、新成人になったかたたち、有名人のかたで、たくさんいらっしゃるんですよね。あたしと、同い年の人たちが、ジャニーズ、NewS山下くんとか、モーニング娘吉澤ひとみさんとか、フィギュア選手の中野友加里さんとか、すごいいっぱいいる。 ... (中略) ... みんな、20歳なんですね。なんか、こんなに仲間がいるって言うのが、ちょっとうれしいですけどね。っていっても、スポーツ新聞に載ってあったリストで、わたしの名前は、もう、ひとかけらも、かわしまあいの「か」の字も、書かれてないです。かなり、きずついているんですけど。まあ、これからだということで。がんばります。

2. 曲オンエアー

川嶋あい「Dear」

3. メールの紹介

横浜市のラジオネーム、曇り空さん。20歳。浪人生。

あいちゃん、こんにちは。ぼくは、あいちゃんと同い年。1985年生まれで、去年、20歳になりました。小さい頃にイメージしていた、20歳の自分と、今の現実とのギャップに、がっかりしています。というのも、今、自分は、2月に大学受験を控えた浪人生です。本当ならば、大学にいって、未来の自分を探すために、有意義な大学生活を送っているはずでした。でも、現実は、大学の行き先すら決まらず、来年の今頃、自分が、何をしているかも、不安な毎日です。成人を迎えて、改めて、今の自分の情けなさを、痛感します。大人になるって、どんなことなんでしょうか?あいちゃんは、どう思いますか?

本当に、実に難しいテーマで、あたしも、本当に、わからないですね。大人になるって何なんだろうって。20歳になりますけど、これから、で、成人式も終えましたけど、まあ、変らないですしね。全然、19の自分、18の自分と、変らないなあと思うんですよね。ただ、内面的に、ちらほら、ここは、ちょっと成長したのかなとか、ここは、だめになったよなとか、いろいろと、自分の中で、変ってきた面はあるんですけども。
でも、大人になることって、何なんだろうっていう、その、本当に最終的な答えが、自分のこう、たまに考えてみるんですけど、見つからないですね。これって、大人になっても見つからないのかなって思うんですよね。でも、その、大人になるって言うのが、成人して大人になるのかっていう、その、境界線みたいなものが、よくわかりませんし、そんな、突き詰めていったら、哲学的な感じで、こんがらがりそうなんですけど。なかなか、こう、子供の頃、イメージした、夢見てた、自分自身、こういうふうでありたいなあ、見たいな、たぶん、こんなことやってるだろうなとか、こんなことしてたらいいなあとか、理想って本当に、子供の頃は、たくさん持ってて、本当に、夢見てましたよね。でも、あの、だんだんとこう、中学生、高校生と、社会人になっていくにつれて、理想って言うよりも、現実のほうが、自分の目に入ってきて、理想って言うのは、抱かなくなっていって、現実と向き合っていくのに精一杯になるっていう人が多いのかなって言うって思うんですよね。
だから、いま、いろいろとニュースで取り上げられてありますけども、ニートの人たちが、増えてきたりとか、あの、なんかこう、大人になることへの、反発もあったり、不安もあったり、ためらいもあったりで、やっぱり、みんな葛藤してるんだなと、思いますね。あたしも、なんと言うか、本当にこう、自分が、大人だよなって感じるときって、あんまりなくて、その、今までとこう、変らない気持ちでいたので、いま、大人になったのかなって、まだ、20歳ではないですけど、20歳になったときも、絶対、変らないと思うんですよね。そこら辺の葛藤というのが、みんな、特に、同い年の子達って、生まれているのかなって、思いますね。でも、ニートの人たちの中でも、葛藤して、踏み出せずにいるって言う人たちも、いるとは思うんですけど、なんかこう、優しい人とか、一途にがんばっている、まっすぐな人たちが、はじかれてしまったりとか、就職先でも、そういったのも、多いんじゃないかなと思うので、そこが、やっぱり、現実は、むずかしいなあって、思うんですよね。本当、大人になっていくと、やっぱり、こう、ちょっと、青春とは違って、青春とは、一味違う、むずかしさとか、厳しさとか、そういったものを、よりいっそう、学校生活よりも、学ぶんだなと、思いますね。社会人になると。
あたしも、たぶん、これからが、大変になっていくんだろうなって、思います。歌い手としてもそうなんですけど、一人の人間、 「川嶋あい」としても、大人になっていくってこと、やっぱり、ちょっと、ためらいはあるんですけども、でも、なんか、何とかなるっていう精神が、あたし、いつも、心の根底にあるので、それを忘れずに、行こうかなと、思うんですよね。で、その中で、やっぱりこう、自分のなかで、これだけは、変らずにいたいなって、自分のこういう面だけは、ずっと、守っていたいなって言うのは、たぶん、誰しも、あるはずがと思うので、それは、守りつつ、まあ、こうしていきたいなって言うことも、たぶん、大人になっていくにつれて、出てくると思うので、それは、改善しつつ、で、自分の変らないところは、守りつつ、はい、大人になって行きたいと思いますね。なんか、いろいろ言っちゃたんですけど、わたしは、何とかなるの精神で、このまま、大人になって生きたいなあと思います。ぜひ、みなさんの考えも聞かせてくれたらなあと思います。

4. 勇気の言葉

しっぽ

これは、何?
何かが、ぼくの心に生えてきた。
大人になると、みんなに生えてくるもの?
よーく見てみて、正体がわかった。
これは、子供の頃からの、
変らない、大好きな自分であり、
そして、大人になって感じた、いたいけな社会という、
リアルを、象徴している。
生きてきた分、わかった。
余分なことと、大事なこと。
それが、このしっぽ。
これからも、たくさんのしっぽが、
ぼくに、付くんだろう。
いつか、そのしっぽに、
愛しさを実感したとき、
ぼくは、初めて、大人になれる、気がするんだ。

川嶋あい

(※1) : 下関駅の放火の影響で、着物がぎりぎりまで到着せず、冷や汗物だったそうです。この着物は、山口光氏のブログで少しですが見ることができます。